速水御舟展

速水御舟展を観る。有名な「炎舞」の絵画は以前見たときはもっと大きいような気がしたが、サイズが一回り小さく見えた。こういうことはままあるものだ。最初の感動の度合いか、引き込まれる度合いか分からぬが、面白いものだ。今回の展覧会に作者の言葉がいくつかあって、興味を持ってみた。「一つ一つを捨てて行き、そうして解脱するより仕方ない」「水は方円の器にしたがうという。水は伝統で器は我々の生活様式・・そこに我々独自の芸術が生まれるのだ」。40歳という若さで世を去った。写真は美術館でテイクアウトした和菓子<炎舞と翠苔緑芝>である。